コンパクトで高性能な濁水処理
ＥＣＯ-ＢＯXシステム
国土交通省新技術NETIS登録番号QS-030050
特許 第3541293号
概要
濁水の発生する掘削工事等では、短期間の処理や緊急を要する処理のほか、設置規模に制約を受ける事があり、簡便でコンパクトな処理装置が強く求められています。 従来の濁水処理装置では、攪拌式反応槽で濁水に薬品を添加混合し、シックナーにより凝集沈殿させ、 沈殿物(フロック)をそのままバキューム車にて搬出したりフィルタープレス等の脱水機によって脱水しケーキとして搬出しているのが一般的です。
弊社の『ECO-BOXシステム』は、 掘削工事等から発生する濁水に、 薬品を混合攪拌し、固液分離を簡単に行う事が出来るシステムで、処理水と沈殿物 (フロック) を瞬時に分離するシステムです。
従来法との比較
これまでの処理方法では短期間の処理や緊急を要する処理のほか、設置規模に制約を受ける事があり、簡便でコンパクトな処理が求められていましたが、それらの課題を解決する画期的なシステムがエコボックスシステムです。
従来法
エコボックス
システム構成
ECO-BOXシステムはクイックBOXとECO-BOXの2つの装置から成り立つ濁水処理システムです。
原水タンクからポンプでクイックBOXへ濁水を移送します。この際クイックBOX内で凝集剤を添加し、混合攪拌します。クイックBOXを通過し、フロック化(固形化)した濁水はECO-BOX内に投入され、ECO-BOX内で沈殿物(フロック)と分離水をネットを利用して簡単に分類することができます。
特徴
- 少量から大量処理に適用可能（クイックＢＯＸ増設により処理能力を向上できます）
- SS（浮遊物質）が十数万ppmの濁水にも対応可能
- 処理水のSS（浮遊物質）を25ppm以下にて排出可能
- 沈殿物（フロック）を1日程度放置することで密閉式ダンプで搬出可能
- システムが簡単で低コスト
- 運搬・設置・撤去が容易
- 環境に負担を与えないシステム
ECO-BOXプラント設置面積
| 処理能力 | 60㎥/h ※注1（ECO-BOX増設時120㎥/hまで可） |
| 設置面積 | 33㎥（3×11） 30㎥（5×6） |
| 組立て・解体 | 各1日(3～4名) |
| 運 搬 | 大型車（10t） 1台 |
| 全電力 | 15kw |
| 注１： | 60㎥/hはポンプ能力であり濁度・温度・phにより処理能力は変動します。 |